製品情報
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92GX天体望遠鏡
口径92mm、焦点距離598mm(F6.5)の光学設計を採用しています。NAKOH 92GXは、眼視観測とディープスカイ撮影の両用途に最適化された、5枚構成・完全分離型ペッツバールAPO屈折望遠鏡です。
本機は「前群3枚・中間1枚・後群1枚」からなるレンズ構成を採用し、日本製SDガラス1枚とEDガラス1枚を贅沢に使用。眼視観測から本格的なディープスカイ撮影に至るまで、高品位な星像を追求するユーザーに最適な一台です。
メーカー希望小売価格: 352000(税込)
パッケージ内容
![]() 鏡筒 | ![]() キャリングハンドル | ![]() 鏡筒バンド | ![]() ドブテイルバー | ![]() 31.7mm接眼アダプター 50.8mnm接眼アダプター 撮影用アダプター | ![]() 製品説明書/保証書 |
仕様
| 有効口径・焦点距離・F値 | 92mm・598mm・F6.5 |
| 対物レンズ形式 | 5枚構成ペッツバールAPO(SDガラス1枚[日本製]、EDガラス1枚使用) |
| 対応イメージサークル | φ55mm(中判カメラ対応) |
| 分解能・極限等級 | 1.26″ ・ 11.57等 |
| 集光力 | 肉眼の約172倍 |
| 全長 | フード収納時:502mm フード展開時:588mm |
| 重量 | 鏡筒本体:約5.24kg 総重量(鏡筒バンド・ドブテイルバー含む):約6.88kg |
| 接続規格 | 差し込み:31.7mm/50.8mm ネジ:M48(M48フィルターネジ内蔵)/M54撮影用ネジ |
| 合焦範囲 | 眼視時:73mm ~ 116mm 撮影時:37mm ~ 80mm |
| 標準付属品 | 鏡筒本体、キャリングハンドル、鏡筒バンド、ドブテイルバー×2、31.7mm/50.8mm接眼アダプター、撮影用アダプター、取扱説明書、保証書 |
設計特長
特長1
NAKOH 92GXは、5枚構成のペッツバール光学系を採用し、日本製SDガラス1枚とEDガラス1枚を組み込んでいます。 これら超低分散素材の特性を精密に活用することで、波長ごとの屈折率差を大幅に低減し、パープルフリンジやグリーンフリンジなどの色収差を効果的に抑制。解像力とシャープネスの大幅な向上を実現しています。 さらに、各レンズ面には多層コーティングを施し、迷光を抑制するとともに光の透過率を高め、反射損失を低減。これにより、より明るく、コントラストに優れたクリアな像を提供します。
光路図

典型的なペッツバールレンズは、4枚のレンズを前後2群(各2枚)に分けた構成で、フラットな像面を実現する設計により、星像の歪みを抑え、追加のフィールドフラットナーを必要としない点が特長です。これにより、画像品質の大幅な向上が可能となります。
NAKOH 92GXは、このクラシックな設計をさらに発展させています。前群には従来の貼り合わせ2枚構成に代えて3枚分離構成を採用し、後群には2枚分離構成を採用。前後それぞれのレンズ群が球面収差およびコマ収差を個別に補正することで、画面中心から中判(イメージサークルφ55mm)周辺に至るまで、極めて平坦な像面と均一でシャープな星像を実現しています。 その結果、追加の補正レンズを用いることなく、周辺まで整った高品位な描写性能を発揮します。
![]() | *92GX(焦点距離598mm·F6.5) カメラ:ZWO 2400Mc Pro |
![]() φ44mm(フルサイズ対応) | ![]() APS-C対応 |
特長2
92GXは天体撮影専用にとどまらず、高性能な眼視観測機としても優れた実力を備えています。 口径92mmによる十分な集光力とF6.5の焦点比により、自然景観から月面のクレーターに至るまで、細部まで明瞭な描写を実現します。
また、優れた収差補正性能により、全体として極めて収差の少ない光学性能を達成。高倍率での観測においても色収差の発生を抑え、フラットでシャープな視野を維持します。 さらに、デュアルスピードフォーカサーを搭載しており、精密なピント合わせが容易です。これにより、観測者はスムーズに焦点を合わせ、純粋な眼視観測の楽しさに没入することができます。

特長3
92GX スポットダイアグラム

像面上におけるスポットの分布を解析することで、光学系の結像性能を評価することが可能です。横軸は像面中心からの距離、縦軸は星像のRMS半径を示しています。
92GXは、中心部における星像のRMS半径が1.2μm以下、44mmイメージサークル周辺では2μm以下、さらに55mmイメージサークル周辺においても2.7μm以下を達成しています。これにより、星像は円形かつシャープに結像し、中判(イメージサークルφ55mm)においても優れた描写性能を発揮します。
周辺光量

周辺光量は、像場半径を横軸、相対光量(%)を縦軸として、視野中心から周辺にかけての光量減衰の傾向を示すものです。
92GXは像面中心からイメージサークルφ55mm周辺に至るまで、豊富な周辺光量があり、均一で明るい像を実現しています。
作例1:

〈撮影データ〉対象:Leo Triplet(Arp 317) 撮影者:Dan Conover
使用機材:NAKOH 92GX カメラ:Player One Poseidon-C Pro
作例2:

〈撮影データ〉対象:Needle Galaxy(NGC 4565) 撮影者:Dan Conover
使用機材:NAKOH 92GX カメラ:Player One Poseidon-C Pro
特長4 機構設計
伸縮式遮光フードを採用しており、展開時には迷光を効果的に遮断し、コントラストの向上に寄与します。収納時にはコンパクトに収まり、携行性にも優れています。

3.2型ラック&ピニオン式デュアルスピードフォーカサーを搭載し、フォーカスストロークは43mm。高精度な目盛り表示により、ピント位置の把握と再現性に優れています。ドローチューブには高分子低摩擦材を採用し、繰り出し時にも安定した保持性能を確保しています。市販されている多くの電動フォーカサーに対応可能です。また、フォーカサー側面にはファインダー台座取り付け用のM4ネジ穴を備えており、各種天文アクセサリーの拡張が可能です。フォーカサーのハンドルには専用の保護キャップを装備しており、輸送時や保管時における接触や不意の操作を防止します。
望遠鏡後端には360°高精度視野回転装置を搭載しています。高精度な目盛りを備えており、回転角度の確認と再現が容易です。また、ローレット加工を施したロックネジにより、設定した角度を確実に保持することができます。

300mmナロータイプのドブテイルバーを標準装備。さらに、300mmワイドタイプのドブテイルバーを付属しており、用途に応じた取り付けが可能です。

鏡筒バンド(CNC一体加工)
CNC一体削り出しによる金属製鏡筒バンドを採用。

92GXには、標準で4分割構成の撮影用アダプターが付属しています。末端はM48規格を採用し、2インチフィルターネジを内蔵しているため、フィルターを直接装着可能です。さらに、M54撮影用アダプターも付属しており、交換しても合焦位置に影響を与えることなく、用途に応じて接続方式を自由に選択できます。内面には消光処理(マット加工)を施し、迷光を効果的に抑制します。デジタル一眼レフから専用天文カメラまで、幅広い撮影システムに対応します。
寸法図/接続構成図
【寸法図】

【接続構成図】
* 眼視モード

* 撮影モード










